今日は、愛知県児相の「カフェテリア研修」にお招きいただき、職員さんたちを対象の講演をさせていただきました。テーマは「発達障がいとトラウマ」。同じタイトルで、近々書籍を出版させて頂く予定です。オンラインで、3時間の研修でした。3時間も話し続けるのはさすがに疲れました。折しも、今日はあの大震災から10年目の日で、そんな日にトラウマについてのお話をすることになるなんて、なにかの因縁なのか、と思ってしまいました。
今日は、愛知県児相の「カフェテリア研修」にお招きいただき、職員さんたちを対象の講演をさせていただきました。テーマは「発達障がいとトラウマ」。同じタイトルで、近々書籍を出版させて頂く予定です。オンラインで、3時間の研修でした。3時間も話し続けるのはさすがに疲れました。折しも、今日はあの大震災から10年目の日で、そんな日にトラウマについてのお話をすることになるなんて、なにかの因縁なのか、と思ってしまいました。
2月27日に、半田市で講演をさせていただきました。(半田市障がい者自立支援協議会子ども部会と半田市児童発達支援センターつくし学園の共催)お申し込みを頂いた方の中に、当日、都合で聴講できなかった方もいらしたとお聞きしております。
主催者の方に講演の動画を提供して頂きましたので、このサイトを借りて、期間限定で公開することにしました。
当日、インターネットの接続が不安定で、ところどころ音声が途切れるところがありますが、どうぞご了承ください。
オンラインでは、たくさんのご質問を頂いたのに、時間が足りず十分お答えできませんでした。そこで、このブログ記事のコメント機能をつかって、ご質問やご意見をお受けしたいと思います。よろしくお願いします。
コメントは「はてなブログ」にログインしていない状態で書き込もうとすると、「投稿者」の入力を求めらるようです。ニックネームや匿名で大丈夫です。できれば、お立場(学校の先生とか、福祉施設の職員とか)だけは書いてくださると、お返事を考えやすくなります。(当方、ブログ初心者のため、不備や粗相をご容赦ください)
動画は、3月いっぱいは「公開」させていただきますので、当日の聴講者以外の方からのご質問やご意見も歓迎です。
室長のぞみです。
先日、職員と第2回作戦会議をしました。
4月から現在幼稚園、保育園に通っているお子さん向けの園生活サポートプログラムが始まります。その具体的な内容について、職員と話し合いました。
通ってくるお子さんはどんな姿だろう・・私たちにできる支援は・・その子らしく園生活を送り自信を持って小学校を楽しみにできるような目標は何か・・・保護者はどんなことを不安に感じているだろうか・・・あれこれ意見を出し合いながらどんどん一つの用紙にまとめていきます。
そらのとりの職員はすごい!
一見おばちゃんトークのようなわいわいおしゃべりの中から、専門的な視点に基づいた、あたたかい関わりを生み出していきます。
そして、生き生きと成長する子どもたちの姿が見えてきました。
さらに、わいわいおしゃべりの中から出てきた言葉
「がんばりすぎない、でもあきらめない」
私たちの療育の基本姿勢がここに現れています。療育は厳しい訓練ではありません。
焦りや無理じいは禁物。
楽しさと、自己肯定感を育みながら、根気強い関わりを続けることで子どもたちの成長に出会えるのだと思います。
4月からまた新しい出会いがあることをワクワクしながら待っています。
園生活サポートプログラムの概要はこちら
「そらのとり」の活動を視察しました。そして、本当によい職員さんたちに恵まれたとおもいました。
発達支援の活動の「質」というものは、なかなか言葉で言い表すことができないものだと思っています。「着席できなかった子どもが席に座れるようになった」とか「言葉が出ない子が言葉を話すようになった」とか。目に見える成果を追求しすぎると、焦りが生まれてしまいます。そして、ただ単に親の満足感を満たすだけの、子どもに無理をさせるような活動になってしまっては、本末転倒と言うしかありません。
しかし、子どもに楽しい遊びだけを提供して、言いなりになっているだけでも、それはそれで、よい支援とはいえないと思います。支援をすることで、子どもの活動の幅が広がっていく必要があります。そのためには、子どもにも、少しは我慢してもらいながら、「折り合ったり気持ちを切り替えたり」を覚えてもらう場面も、どうしても出てきてしまいます。
今日、ある子どもの様子について、ある職員さんとお話しをしていて、その子が最近、すこし「怒り」の感情を表現するようになってきたと思う、と聞きました。そしてそれを、本人の成長と捉えて下さっていると分かりました。そのお子さんは、あまり分かりやすく感情を表現するタイプではなかったので、この変化は、とても微妙ものだったと思います。そういう変化にしっかり気づきながら取り組んでいるからこそ、有効な発達支援ができているんだろうな、と思いました。
なぜって、まだ、言葉でのコミュニケーションができない子どもたちを、新しい活動にチャレンジさせようとしているときに、子ども感じている「ストレス」の強さを見極めることって、とても大切なことだからです。だからこそ、ほどよい刺激の程度を保ちながら、成長に直結する活動を提供できるのです。
それもそのはずで、「そらのとり」には、これまでもずっと発達支援の現場で活躍してきた経験のある職員たちがたくさん集結してくれました。この職員たちが、日々、悩んだり話し会ったりしながら、ますますよい事業所として成長できるように取り組んでいます。
監修医のおしごとは、この現場の良い働きの様子をなんとか言葉に変換してお伝えすることではないか、と改めて感じました。至らない面も多々ありますが、引き続き応援よろしくお願い申し上げます!
室長のぞみです。
事業所が始まり、あっという間の1ヶ月でした。
そして「そらのとりの1ヶ月」を監修医の先生に先に投稿されてしまうという・・・
気を取り直して(笑)、現場の室長のぞみ目線でこの1ヶ月を書きたいと思います。
平日は人の出入りがほとんどなかったこの事業所に、毎日子ども達が元気に登所してきてくれるようになりました。
子ども達の笑顔や歓声は毎日本当に心が癒されます。
そして、1ヶ月の間にたくさんの成長を見ることができました。
ことばがどんどん増えている、目がたくさん合うようになった、スプーンを使うことが増えた、先生に「ちょうだい」ができるようになった・・
スタッフも子ども達と、一つ一つのできた!を共有できることが本当に嬉しく思います。
でも、一番変わったなあと思うのは、お母さん達の表情がとても明るくなったこと。
毎日送り迎えの時にお話しする、その表情が1ヶ月の間にどんどん変化していきました。
昨日なかなか寝なくて大変だった、おやつをぐちゃぐちゃにしてしまって部屋中汚れてしまった、そんな話も明るく教えてくれるお母さん達。
大変なこともあるけど、笑っちゃえ!乗り切っちゃえ!そんな強さも感じるようになりました。母は強し、ですね。
まだまだ、駆け出しの私たちですが、きっと子育ての同志になれたのかなあと感じ、ここのスタッフ達をとても誇らしく思います。
私は子どもとお母さんの笑顔が溢れる事業所を作りたいと思います。
それはこれまでも、この先もずっと変わらない思い。
大切に、大切に育てていきたいです。
何度も顔出し要請が出ておりまして、今日は私の写真(笑)
はらぺこあおむしのお歌が聞きたい人はぜひそらのとりに遊びにきてね!
児童発達支援事業所「そらのとり」開設して1ヶ月が経過しました。
この事業所は、たくさんの仲間たちの思いが集まって、スタートした事業所です。
私たちは、ひとりひとりの子どもたち、そして、育てる家族の「個性」と「生活」を大切にしながら、希望と安心感を提供できるような発達支援を目指しています。
発達障害は「早期介入」が大切といわれます。しかし、「早く何かをしなきゃ」と焦ることは、あまりよい結果を産まないことがあります。
だから考えました「頑張らない早期療育」が必要ではないか、と。
発達を改善させるためには、正しい知識と理論に基づいた介入が必要です。でも、難しく考えすぎると、煮詰まって苦しくなってしまうことがあります。
「そらのとり」に集まってくれたスタッフたちはみんな、手作りマインドがあふれる「やさしいお母さん」のようなスタッフたちでした。そして、困りごとを抱えた子どもたちの問題に、一緒に真剣に心配しながら向き合ってくれています。
この「手作りマインド」と、発達支援についての「専門性」を融合させた、両者を兼ね合わせた事業所に育って行くことが私達の目標です。私たちの活動はまだ始まったばかり、試行錯誤の連続ですが、引き続き、暖かく見守っていだければと思っています。
余談ですが、明日、半田市のつくし学園の主催の講演をしてきます。タイトルは「発達障がいとアタッチメント 〜求められる支援とは〜」。オンラインで、100名ほどの支援者たちにお話させて頂く予定です。内容は「教えて専門医」のコーナーにしばらくアップしておくので、よろしければ見てくださいね。
室長のぞみです
ポエム、まだ続きます(笑)
ルカ子ども発達支援ルーム
「そらのとり」は
キリスト教会の一部を利用して活動しています。
かみさまはそらをとぶ
ちいさいちいさいことりたちにも
みんな同じように愛を注いでくださるんですって
私たちスタッフもそんなふうに
子ども達に関わっていきたいと思います。
教会の建物の2階に作った児童発達支援事業所。
認可の窓口の人にも「今までにない事例です」と言われました。
何度か話し合いを重ね、認可基準に合うように教会の改築工事もしていただき、
やっと実現した事業所です。
大変なこともありますが、やっぱりここで始めたかった、ここから始まりたかったのです。
それは、
会場の愛知聖ルカ教会の定礎石です。
私たちそらのとりの想いと同じ。
地域の、発達に気がかりを抱える親子のために、
何か自分たちにできることをしたい。
愛の働きを実現したい。
そこが私たちの原点です。
児童発達支援事業所 そらのとり
いよいよ明日オープンです。