室長のぞみです。
秋らしい風が吹く季節になりましたね。
「尾張旭市に発達支援の事業所を作りたい」
私が周囲の人に自分の夢を初めて打ち明けたのはちょうど5年前の秋でした。
長い間私の心の中で温めていた夢は、口に出してからどんどんみんなの目標に育ち、本当に事業所を開所することができました。
周りの人には本当に恵まれていましたし、時期的にも良い時期だったのかもしれませんが、口に出してみると、自分も本当に実現しなくては、と言う気持ちがムクムク湧いてきて、大きな力になった事を覚えています。
毎日子どもたちと接する環境に恵まれ、少しよくばって次の新しい夢ができました。
それは
「この街に子育て応援チームをつくること」
子どもはお母さんのおなかの中から誕生した瞬間から、お母さん以外の家族、親戚、近所の人、幼稚園や保育園、学校・・と少しづつ小さな社会を広げていきます。
発達に気がかりのある子を育てていると、子どもも、親もなかなか居場所を見つけられません。気軽に遊びに行けるところ、悩みを打ち明けられるところ、子どもを受け入れてくれる場所、一つ一つ探してはみるものの、選択肢は少なく、家族は途方にくれてしまうこともあります。どこの地域でも少なからずみられる問題ではないでしょうか。
一つ一つの支援には限界があっても、協力することで、お子さんを受け入れることができるかもしれない、もう少し助けがあればここに通えるかもしれない、そんな経験もしてきました。
だから、子どもをとりまく地域の人々がバラバラに関わるのではなく、一つのチームになって子どもと家族を支えることが、大切だなあと感じるのです。
チームづくりをしていると、チームの仲間とわかり合うことやお互いの力関係を推し量ることに労力を費やしてしまうことがしばしばあります。チームの中で自分の出番はいつなのか、頭がいっぱいになってしまう事もあります。
大切なことですが、これは目標ではなく一つの手段。目の前の子供たちが健やかに成長すること、家族が笑顔になって過ごせることが大切な目標です。
ルカ子ども発達支援ルームの定款に「どんな子でも健やかに育つことができるまちづくりに寄与する」という一文があります。私の夢を夢で終わらせないために、みんなの目標として、しっかり実現するために一歩一歩積み重ねていきたいと思います。
めざせ
子育て応援チームの街!