NPO法人ルカ子ども発達支援ルーム・児童発達支援事業所「そらのとり」

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エール〜この春新しい出発をするみなさんへ〜

室長のぞみです。

2020年、NHK連続テレビ小説「エール」が大ヒットしましたね。私も大好きで毎日録画して見ていました。

今日掲載するのは、「親子教室すきっぷ」の前身である「親子ひろばすきっぷ」で発行していたおたより、”すきっぷ通信”を一部リメイクしたものです。2019年に書いたものですが、春になるといつもこんな気持ちで皆さんの背中を見ています。

私たちもたくさんの親子にエールをおくる応援団になりたいから。

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🌸そらのとりから見える桜もあともう少しで満開です🌸

 

”すきっぷ通信〜「新しい世界へ」〜”  2019年3月掲載

 「入学前に準備することはたった一つ、小学校は楽しいところだよ、とお子さんに伝えてあげてください。本当にそれだけでいいんです。」

 我が子が小学校に入学する前の入学説明会で、当時の校長先生が言われていた言葉です。その時の私は、障がいのある子どもの入学や、新しい土地への引っ越しを前にして不安だらけでしたが、この言葉にとても救われた思いでした。

 

 新年度を目前にして、入園・入学や、引っ越しなど、新しい生活になる皆さんも多いことでしょう。新しい環境で我が子がちゃんとやれるかな・・・あれもできていない、これもできていない・・と心配になっている方もおられるのではないでしょうか。

 不安な気持ちは子どもにも伝わります。親がちゃんとやれないと思っている場所で、子どもはちゃんとできるようにはならないと感じます。

 色々な不安はあるけれど、それは少しの間横に置いておいても大丈夫です。

 

 まずは深呼吸してリラックス。

 

 子どもに笑顔で「新しいところに行っても大丈夫、きっと楽しいよ!きっと何かが見つかるよ!」と伝えてあげて欲しいのです。

 どんなことがあっても親である自分たちが後ろでしっかり見ていて応援してあげるよ、そんな気持ちで子どもたちを送り出してあげたいものです。

 

 すきっぷのスタッフも、どんなことがあってもお父さん、お母さん、子どもたちみんなの背中をしっかり見て、いつも応援しています。

 

 皆さんの新しい春に、素敵な出会いがたくさんありますように。

芝張り

今日は、「そらのとり」の活動で場所をお借りしている教会の庭に芝生を張りました。家庭菜園が趣味なもので😄 

野菜を育てるのと、子どもを育てるのと、同じではないけど、似たとこもある。余計なことすると失敗するけど、ほったらかしでも失敗する。甘やかしてもダメ、厳しすぎてもダメ。愛情を持ってなんとなく眺めていると何故か上手くいく。

芝張りも、プロ並みには行きませんが、それなりにはできます。夏になったら、子どもたちがここで裸足で遊べたらいいね👍

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「国際子ども学校」へ発達相談に行ってきました

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名古屋の「国際子ども学校」から依頼されて、発達相談に行ってきました。

http://www.nskk.org/chubu/nyc/activities/elcc

ここは在日フィリピン人の子どもたちのための学校です。かわいい子どもたちがハグして迎えてくれました😍

授業の様子を見せていただき、子ども達ともコミュニケーションしながら該当のお子さんの様子を見せていただきます。

日本語、英語、タガログ語が飛び交う環境、私にとっても初めての経験でとっても新鮮でした。

先生との面談では、普段のお子さんの様子、家庭環境、在留資格の事など様々な課題も出てきましたが、今できる事を一つ一つ確かめながら必要な支援につながる方法なども具体的にアドバイスさせていただきました。

どんな環境にあっても、お子さんが必要な支援につながり、個性を認められながら成長していけると良いなあと感じました。

最後はランチタイム!みそ汁の給食にフィリピンのお母さんが作ってくれたお弁当🍖多文化を感じる楽しいひとときでした☺️

また元気いっぱいの子ども達に会いたいです!

保育参観

3月12日、そらのとりの保育参観でした。

今回は普段あまりそらのとりの様子を知らないお父さんもご参加くださって、賑やかな保育参観になりましたよ。

子どもたちは保護者の皆さんと一緒にリズム遊びを楽しみました。

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写真を撮り忘れたので、スタッフA先生のイラスト。ちょっと萌えます(笑)

子どもたちと別室でおこなった保護者プログラムでは、お父さんから見た子どもたちの姿も聞くことができ、新しい発見もありました。

そして、一見遊んでいるだけのように見えるプログラムですが、一つ一つの関わりにどんな意味が込められているのか、説明すると保護者の皆さんも熱心に聞いてくださいました。

 

イラストの車遊びも、周りを見て模倣すること、リズムに合わせて止まったり動いたりする要素が含まれています。これから生活習慣を覚えたり、お友達を意識して待つ、動けると言うのは園生活でもとても重要なエッセンスで、楽しい遊びの中で少しづつ練習しているのです。

 

普段、子どもと接する時間の少ないお父さんたちも、こんなふうにそらのとりに来てくださって、子どもの新しい一面を見てもらえたでしょうか。

お話の中で、おばあちゃんが、発達障害についてとても心配してくれて、孫の様子を見に来てくれた、ということも聞きました。こんなふうに子ども達に関わるたくさんの大人が、実際に見て、子ども達に接して、支えられていくと良いなあと感じます。

 

子育ては1人ではできない、と改めて思います。

たくさんの人の助けを借りて、たくさんの人に見守られながら、子どもたちは成長していくんだなあ、と。

そんなことを強く感じた保育参観でした。

 

また、そらのとりにご家族みんなで遊びに来てくださいね。

子育てのパートナー、そらのとりスタッフがお待ちしています!

 

室長 のぞみ

愛知県児相の研修会で講演してきました

 今日は、愛知県児相の「カフェテリア研修」にお招きいただき、職員さんたちを対象の講演をさせていただきました。テーマは「発達障がいとトラウマ」。同じタイトルで、近々書籍を出版させて頂く予定です。オンラインで、3時間の研修でした。3時間も話し続けるのはさすがに疲れました。折しも、今日はあの大震災から10年目の日で、そんな日にトラウマについてのお話をすることになるなんて、なにかの因縁なのか、と思ってしまいました。

 

半田市での講演動画を期間限定で公開します

 2月27日に、半田市で講演をさせていただきました。(半田市障がい者自立支援協議会子ども部会と半田市児童発達支援センターつくし学園の共催)お申し込みを頂いた方の中に、当日、都合で聴講できなかった方もいらしたとお聞きしております。

 

主催者の方に講演の動画を提供して頂きましたので、このサイトを借りて、期間限定で公開することにしました。

 

当日、インターネットの接続が不安定で、ところどころ音声が途切れるところがありますが、どうぞご了承ください。 

 

オンラインでは、たくさんのご質問を頂いたのに、時間が足りず十分お答えできませんでした。そこで、このブログ記事のコメント機能をつかって、ご質問やご意見をお受けしたいと思います。よろしくお願いします。

 

コメントは「はてなブログ」にログインしていない状態で書き込もうとすると、「投稿者」の入力を求めらるようです。ニックネームや匿名で大丈夫です。できれば、お立場(学校の先生とか、福祉施設の職員とか)だけは書いてくださると、お返事を考えやすくなります。(当方、ブログ初心者のため、不備や粗相をご容赦ください)

 

動画は、3月いっぱいは「公開」させていただきますので、当日の聴講者以外の方からのご質問やご意見も歓迎です。

  

youtu.be

新プログラム作戦会議!

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室長のぞみです。

先日、職員と第2回作戦会議をしました。

4月から現在幼稚園、保育園に通っているお子さん向けの園生活サポートプログラムが始まります。その具体的な内容について、職員と話し合いました。

通ってくるお子さんはどんな姿だろう・・私たちにできる支援は・・その子らしく園生活を送り自信を持って小学校を楽しみにできるような目標は何か・・・保護者はどんなことを不安に感じているだろうか・・・あれこれ意見を出し合いながらどんどん一つの用紙にまとめていきます。

 

そらのとりの職員はすごい!

 

一見おばちゃんトークのようなわいわいおしゃべりの中から、専門的な視点に基づいた、あたたかい関わりを生み出していきます。

そして、生き生きと成長する子どもたちの姿が見えてきました。

さらに、わいわいおしゃべりの中から出てきた言葉

 

「がんばりすぎない、でもあきらめない」

 

私たちの療育の基本姿勢がここに現れています。療育は厳しい訓練ではありません。

焦りや無理じいは禁物。

楽しさと、自己肯定感を育みながら、根気強い関わりを続けることで子どもたちの成長に出会えるのだと思います。

 

4月からまた新しい出会いがあることをワクワクしながら待っています。

園生活サポートプログラムの概要はこちら